洗濯機や冷蔵庫などの家電の廃棄料金は高いですね~!
特に買い替えではなく、壊れたり古くなったりしてただ捨てたい!だけだと、なかなかよい条件の廃棄方法が見つからなくて大変です。
今回の記事では、買い替え時以外でも可能な不要家電をもっとも安く捨てる方法を徹底検証してみました!
家電リサイクル法の料金一覧と自治体最安値!
家電は、勝手に捨てると不法投棄になってしまうため、「家電リサイクル法」で定められた一定の「家電リサイクル料金」を支払って、「家電リサイクル受付センター」へ運搬する必要があります。
家電リサイクル料金一覧
「家電リサイクル料金」とは、消費者に支払義務がある処分費用で、家電量販店に引き取ってもらう時にもかかる最低限のリサイクル料金です。
家電リサイクル料金は、製品、メーカー、大きさによって異なります。
【家電リサイクル料金一覧】
エアコン:972円~
テレビ15型以下:1386円~
テレビ16型以上:2916円~
冷蔵庫170L以下:3672円~
冷蔵庫170L以上:4644円~
洗濯機乾燥機:2484円~
詳細料金は家電製品協会HPで調べることができます。
それではまず、公式な廃棄方法の最安値といえる、最寄りの家電リサイクル受付センターの指定引取場所に自分で持っていく方法をご紹介します!
家電リサイクル受付センターへ持参する方法
家電リサイクルの中継地として、全国に「家電リサイクル受付センター」というものがあります。
「家電リサイクル受付センター」の「指定取引場所」に自分で持っていけば、最低限かかる「家電リサイクル料」と振込手数料のみで廃棄することができます。
①郵便局で家電リサイクル券を購入する方法
「指定引取場所」へ自分で運搬する場合、まず、郵便局で「家電リサイクル券」を購入します。
「家電リサイクル券」に記入する必要がありますので、処分する製品の、メーカー名とサイズ(テレビ画面の大きさ、冷蔵庫・冷凍庫の内容積)をメモして、郵便局へ行きましょう。
郵便局では「家電リサイクル料金」の他、1件ごとに振込手数料がかかります。(窓口130円、ATM80円)
②家電リサイクル受付センターへ持ち込み
郵便局で「家電リサイクル券」を入手したら、全国の家電リサイクル受付センターが運営する最寄りの「指定引取場所」へ廃棄家電を運搬します。
「指定引取場所」は業者の大型トラックが頻繁に出入りしていて、混みあっていることもあるため、事前に電話連絡してから行ったほうがよいです。
家電リサイクル受付センターへ運搬を依頼
「車がない!」「家電が大きすぎる!」などの理由で、自分で「指定引取場所」へ持込めない場合は、お住まいの市区町村に収集・運搬を依頼する方法もあります。
例えば東京都23区内の場合、以下に連絡すれば依頼することが可能です。
電話:03-5296-7200
受付:月曜日~土曜日の午前8時~午後5時
上記に電話して、「洗濯機を廃棄したいんですが・・・」と問い合わせたら、「家電リサイクル料金と収集運搬料金を合わせて5000円~6600円かかります」と言われました。
洗濯機の家電リサイクル料金は2484円~なので、東京都の洗濯機の運搬価格は2500円程度と思われます。
2016年12月9日(金)のTEL情報
ただ、基本的には家電量販店に回収依頼をするのが推奨されています。
家電量販店に依頼するといくらかかるのでしょうか?みていきましょう。
家電量販店のリサイクルで無料引き取りは可能?
家電量販店では、新品購入の買い替えと同時に、古い製品を引き取ってくれることが多いです。
キャンペーンやセールなどで、○○を買い替えで引き取り無料!となっている時もありますね。
ただ、残念ながら常に無料というわけではありません。また、新規購入なしで不用品の引き取りのみの場合は、高額な回収料金になってしまうことも多いです。
以下は、主な家電量販店の引き取り料金です。
ヨドバシカメラの家電リサイクル回収
新品購入時:家電リサイクル料金+リサイクル搬送費540円
追加回収:家電リサイクル料金+リサイクル搬送費2700円
不用品回収:家電リサイクル料金+リサイクル搬送費2700円
ヨドバシカメラは、業界ナンバー1の良心的な価格でした。
ヤマダデンキの家電リサイクル回収
新品購入時:家電リサイクル料金+収集運搬料1080円(テレビは540円)
追加回収:家電リサイクル料金+収集運搬料540円
不用品回収:家電リサイクル料金+収集運搬料2700円
ヤマダデンキは追加回収がある場合は、業界ナンバー1のお得な値段になっています。追加回収や不用品回収がある場合は要事前予約です。
ケーズデンキの家電リサイクル回収
新品購入時:家電リサイクル料金+収集運搬料金1080円~
追加回収:記載なし
不用品回収:家電リサイクル料金+収集運搬料金1080~円+出張料金3000円
ケーズデンキの収集運搬料金は、地域によって異なります。
ビッグカメラの家電リサイクル回収
新品購入時:家電リサイクル料金+収集運搬料金1620円
追加回収:記載なし
不用品回収:新品購入時と同じ値段では承れません(金額記載なし)
ノジマデンキの家電リサイクル回収
新品購入時(設置あり):無料0円
新品購入時(設置なし):家電リサイクル料金+収集運搬料5400円~7020円
追加回収:記載なし
不用品回収:記載なし
ノジマデンキ(ノジマオンライン)は、新品購入して「商品設置」オプション(10000円)を申込んだ場合のみ、リサイクル料金が無料になります。
※「家電リサイクル料金」は、「家電リサイクル法」によって決められた金額で、製品、メーカー、大きさによって異なります。
※「新品購入時」とは、たとえば新品テレビ1台を購入した時に、不要になったテレビ1台を回収してもらう場合などです。
※「追加回収1台毎」とは、たとえば今回はテレビ1台のみの購入だが、回収はテレビ1台に追加して、冷蔵庫も回収してもらいたいという場合などです。
※「回収のみ」とは、たとえば今回は何も購入していないが、過去に購入して不要になったテレビなどを回収してもらう場合です。
全体的に家電量販店のリサイクルシステムは、新規購入で買い替えではお得ですが、「ただ捨てたい!」という場合にはあまり向いていません。
新規購入する際には購入料金だけでなく、捨てる製品のリサイクル料金も考えてお店選びをするのがおすすめです。
家電リサイクルショップや廃品回収業者で激安処分は可能?
まだまだ、あまり安い処分方法がなく、納得されていないかと思います。
最後にご紹介します「リサイクルショップ」や「廃品回収業者」は、高額請求や不法投棄の原因になることもあるので、(財)家電製品協会では推奨されていません。
ただ上手に利用すれば、かなりお得に処分できることもあるので、あくまで自己責任で利用してみてもよいでしょう。
おすすめしないリサイクル廃品回収業者
まず、ネット上で「無料!」「ワンコイン!」などと言っている業者はあまりおすすめしません。
たいていの場合は、無料や激安回収が可能な製品は購入2年以内の美品に限られているからです。
それでもほとんど買取などは期待しないほうが無難です。
3年以上経っている、壊れているものなどの廃品回収は、全然安くないどころか、高額請求の対象になるので注意です。
ある業者に2016年12月に問い合わせたところ、3年使用の洗濯機1台の回収料金は10000円と言われました。
リサイクル料金5000円+出張運搬料金5000円=10000円
高いですね。見積もり取ってみるのはよいですが、納得できない価格なら流されずにやめておきましょう。
おすすめの激安リサイクル廃品回収業者
しかし、全部が高額業者ではなく、良心的な価格の業者ももちろん存在はします。(見つけるのは大変ですが)
東京近郊の場合は以下の業者がおすすめです。
東京近郊の激安ショップ・便利屋ジャンボコアラ
対応エリアは、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県(一部)です。
知り合いでもなんでもありませんし、紹介料などは一切もらっていませんがマジで激安なので紹介します。
【回収料金(家電リサイクル料金+収集運搬料)】
・テレビ:1000円~(大きさによる。画面割れは1000円増し)
・冷蔵庫:1000円~(大きさによる)
・洗濯機:1000円~(大きさによる。乾燥機は1900円均一)
・家電積み放題プラン:8000円(軽トラ1台分、高さ1mまで)
・軽トラ積み放題プラン:15000円(家電以外も積み放題)
公式ホームページ:便利屋ジャンボコアラ
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実際に今回は、便利屋ジャンボコアラにお願いしてみました。
3年使用の3㎏以下の壊れた洗濯機1台です。他店では3000円~10000円という見積もりでしたが、ジャンボコアラではなんと1000円!という見積もりでした。
追加料金を取られるのではないか?と不安になる激安価格でしたが、本当に1000円ポッキリで運んで行ってくれました。
家電リサイクル料と運搬料込みですから、本当に激安です。
リサイクルショップ買取やヤフオクで売る場合の料金相場
2年以内(せめて5年以内)のきれいな品ならば、場合によってはリサイクルショップや廃品回収業者で買取をしてもらえることもあります。
不用品買取はメーカーや状態によりますが、最高でも1000円~3000円程度が相場となります。
お金にしたいならば買取を期待するより、時間と気持ちに余裕があるうちに、ヤフオクなどで自力で売るのがおすすめです。
無印良品などの人気メーカーの家電は、古くても動けば10000円以上で落札されることもあります。
また、家電量販店だけでなく、ヤフオクやリサイクルショップなどでも、購入と同時なら格安で引き取り処分をしてくれることがあります。購入が伴う場合は、販売者に聞いてみるのがオススメです。
家電リサイクル料金まとめ
ご紹介させていただいた、家電製品を廃棄する方法をまとめると以下になります。
【家電を処分する方法】
①自分で指定取引場所へ持っていく
(家電リサイクル料のみで廃棄できる)
②居住の自治体(市区町村)に依頼する
(家電リサイクル料+運搬料がかかる)
③購入した家電量販店に依頼する
(家電リサイクル料+運搬料がかかる)
④新品購入と同時に家電量販店に依頼する
(家電リサイクル料のみでOKなことも)
⑤廃品業者やリサイクルショップに依頼
(買い取ってもらえることもあるが、高額請求されたり不法投棄に繋がることも)
⑥自力でヤフオクなどで販売する
(面倒だが無料廃棄どころか高額で売れることも)
以上です。
意外な出費になりがちな家電の廃棄回収料金ですが、心と時間に余裕を持ってお得な方法で処分してください^^