絨毯のように赤く色づく、北海道網走市卯原内の能取湖・サンゴ草群落。
2010年に群生地が縮小する事態に陥りましたが、2011年からの園地整備で再生が進み、昨年2015年に「サンゴ草復活宣言!」をして美しい姿がまた見れるようになりました。
今年はさらに再生が進み、日本一のサンゴ草が色づきつつあります。
今回の記事では、サンゴ草の見ごろとお祭り日程、満潮干潮がわかる潮見表、アクセス情報などをお届けします!
能取湖サンゴ草群落の紅葉の見頃時期とお祭り
日本最大のサンゴ草(アッケシソウ)の群生地、北海道網走市の能取湖・卯原内地区。
こちらは、サンゴ草が復活した2015年(平成27年)の様子です。
一時はどうなることかと思いましたが、また神秘的な風景を楽しめるようになりました。
能取湖サンゴ草群落の見頃時期と混雑状況
能取湖のサンゴ草群落が赤く色づくシーズンは、9月上旬~10月上旬で、見頃のピークは9月中旬~9月下旬になります。
入場は無料、散策自由ですので、好きな時間に観光することができます。
入場規制になるような混雑はありませんが、1シーズンに20万人ほどが訪れるので、昼間は観光客でにぎわっています。観光客が映りこまない写真を撮りたい方は、早朝がおすすめです。
散策の所要時間は30分~60分が平均です。ツアーなどでは30分のところが多いですが、のんびり撮影や散策を楽しみたいなら40分~50分ほど見ておいた方が焦らずに済むでしょう。個人の観光なら60分あれば十分すぎるくらいです。
能取湖サンゴ草祭りの日程と内容
2016年の「第53回能取湖サンゴ草祭り」の日程は9月10日(土)~11日(日)です。
内容は、つぶホタテ賞味会、地元音楽の演奏、よさこい演技などが、卯原内のサンゴ草群落前で行われる予定です。
おまつりの時間は日中のみで、夜は特にありません。大々的なお祭りではなく、地元の小さなイベントといった感じです。
問合先:0152-44-5849(網走市観光協会)
能取湖サンゴ草群落の満潮干潮がわかる潮見表
能取湖は、オホーツク海につながる完全海水の湖です。潮の満ち引きがありますので、満潮・干潮によってサンゴ草の見える範囲が変わってきます。
特に大潮の満潮時には、サンゴ草が水に沈んでしまい、まったく見えないことはないですが、半分以下しか見えなくなってしまいます。
可能なら、満潮時は避けたほうが無難です。
能取湖サンゴ草の潮見表・2016年9月
※この潮見表は、気象庁の「潮見表 網走」のデータを元に、アズミちゃんネルが作成しています。
能取湖サンゴ草群落のアクセス情報
住所:北海道網走市卯原内60-3
アクセス(電車):JR「網走駅」から網走バス「常呂・サロマ湖栄浦方面」行きで20分「サンゴ草入口」下車徒歩10分
アクセス(車):女満別空港から国道39・238号経由40分。駐車場無料(普通車80台、大型バス20台)
※国道238号からサンゴ草群生地への入口が若干わかりにくいです。小さな看板があるので、見落とさないように注意です。
まとめ
サンゴ草はサロマ湖にもありますが、能取湖のサンゴ草が復活して日本一の座を奪回しました。
網走はなかなか日帰りで回るのが難しいエリアですが、一見の価値のある壮大なサンゴ草です。
近くには観光名所の「博物館網走監獄」などもありますので、ぜひ北海道紅葉旅行に加えてみてください。