2016年(平成28年)2月に新東名高速道路の「浜松いなさJCT~豊田東JCT」間が開通してから、東名高速道路の渋滞はかなり改善されました。
果たして、大型連休であるGWでも、東名の渋滞は緩和されるのでしょうか?
今回の記事では、「渋滞予測カレンダー」をもとに、4月28日(木)~5月8日(日)の「東名高速道路」と「新東名高速道路」どっちが空いているか?を検証してみたいと思います。
東京~名古屋間の高速道路をご利用の方は是非チェックしてみてください!
GW渋滞予測カレンダー2016年の見方
「渋滞予測カレンダー」は、混雑の時間帯が一目でわかるように渋滞の長さ(距離)ごとに色分けしています。
GW渋滞予測カレンダー2016年・東名vs新東名
まず、2016年のゴールデンウィーク期間(4月28日(木)~5月8日(日))の東名高速道路(東京~小牧間)の渋滞予測カレンダーをお届けします。
渋滞予測カレンダー・東名(下り)
渋滞予測カレンダー・東名(上り)
※上記「GW渋滞予測カレンダー」は、NEXCO中日本のデータをもとに、アズミちゃんネルが作成しています。
※渋滞予測はあくまで予測ですので、お出かけの際にはリアルタイムの渋滞状況をご確認ください。
渋滞予測カレンダー・新東名
そして、、、新東名の渋滞予測カレンダーは・・・?
ありません。
実は本日2016年4月13日現在、新東名で5kmを超える渋滞予測は発表されておりません。
つまり、すべて「ほぼ平常」の水色です。
ということは「東名vs新東名どっちが空いてる?」比較は、新東名のほうが空いてると考えてよいようです。
あくまで渋滞予測の範囲内ですので、実際にどうなるかわかりませんが、新設の新東名を利用してみてもよいかもしれませんね。
東名高速道路も新東名開通効果でGW渋滞は減る?
今年平成28年2月13日(土)に、新東名の浜松いなさJCT~豊田東JCT間・約55キロが開通になりました。
今回の延長によって新東名高速道路は、御殿場JCT(静岡県)~豊田東JCT(愛知県)間の約200kmが開通したことになります。
開通してから1ヶ月、1週間に13回以上発生していた三ヶ日JCT~豊田JCT間の渋滞がほぼゼロに解消されてました。
大型連休であるゴールデンウィークの渋滞も減少しそうなのでしょうか?
新東名開通前より渋滞予測は減少
東名高速道路の2016年渋滞予測を、新東名開通前の昨年度と比較してみると、あきらかに渋滞減少しています。
昨年2015年は、東名高速の三ヶ日JCT~豊田JCT間の渋滞予測が最大40kmでしたが、今回2016年の三ヶ日JCT~豊田JCT間の渋滞予測は20㎞を超える渋滞予測は発表されていません。
これは確実に浜松いなさJCT~豊田東JCT間の新東名開通の成果と言えるでしょう。
また、東名高速で2016年のゴールデンウィークに30㎞を超える渋滞予測が発表されているのは、東京IC~御殿場IC間で下りが4月30日(土)10~12時と5月3日(火)7~13時、上りが4月30日(土)17~20時、5月1日(日)15~21時のみです。
東京IC~御殿場ICについては2015年の渋滞予測とはあまり変わりませんが、2012年の新東名開通前と比べると格段と渋滞が減少しています。
逆に新東名開通で渋滞が増える要素も?
新東名に新たにオープンした休憩施設「NEOPASA岡崎」や、新設の新城ICの近くにある「道の駅もっくる新城」の来訪者が増えています。
「NEOPASA岡崎」の利用者はオープン1ヵ月で100万人を突破、「道の駅もっくる新城」では来場者が1.5倍に増加しています。
これらの新規の休憩施設に出かける客層も高速道路を利用することによる新東名観光による混雑が考えられます。
また、開通区間の沿線にある愛知県の新城市や設楽町、東栄町、豊根村は、奥三河地域と言われる温泉や滝、山などの景勝地です。新東名開通により、奥三河地域へ日帰りで行ける観光圏内の人口が400万人増加します。
観光や産業に与える好影響が予測されていますが、今までGWに渋滞や混雑を嫌って出かけていなかった層が出かけることによる混雑も予想されます。
まとめ
新東名が延長開通してはじめての大型連休ということで、楽しみですね。
開通前と比べたらあきらかに、東名の渋滞も減少しそうですので、車でのお出かけも選択肢に加えてもよいかもしれません。
それでは、安全運転で楽しいゴールデンウィークをお過ごしください。