今年もさくらんぼが旬のシーズンになってきました。
さくらんぼ狩りを調べていると、非常にたくさんの種類があって、どれを目当てに行けばいいのか迷ってしまいますね。
今回の記事では、特におすすめの種類と、もっとも旬のシーズン時期をお届けします。
紅さやか、佐藤錦、紅秀峰、大将錦と、収穫が早いものから順番におすすめの種類をご紹介します。
さくらんぼ狩りおすすめの時期と種類!山梨山形で旬のシーズンは?
さくらんぼ一番乗りなら「紅さやか(べにさやか)」
今年のさくらんぼをできるだけ早く味わいたい!と思ったら、紅さやかがおすすめです。
紅さやかは、1979年に「佐藤錦」と、肉質が柔らかく淡泊な「セネカ」を交配した種子から選抜された品種です。登録は1991年で、新しい種類に含まれます。
早い時期は、すっぱくて小さい種類が多いですが、紅さやかは糖度は17度前後で、佐藤錦と同じくらい甘い品種です。大きさも6g程度あり、早生種の割には大きめで食べごたえもあります。
果実は、朱紅色~紫黒色で色が濃くなるにつれ甘くなります。果肉は柔らかく、ほどよい甘味と酸味のバランスの取れた甘酸っぱい味が人気です。
紅さやかのおすすめシーズン
極早生種で、佐藤錦より5日ほど早く真っ先に旬を迎えます。
山形では例年6月上旬~6月下旬に収穫できます。
山梨では、5月下旬~6月中旬が時期です。
※時期は農園や木によって若干異なります。
さくらんぼの王様「佐藤錦(さとうにしき)」
1924年に山形県東根市の「佐藤栄助」さんが原木の育成に成功し、友人の「岡田東作」さんが育てあげた、最も人気のサクランボです。
さくらんぼ日本一の山形県で生産されているさくらんぼの7割を占めています。
とっても甘いが保存が難しい「黄玉」と、保存は効くけど酸味のある「ナポレオン」を組み合わせた、砂糖のように甘く、長距離発送も可能な優良な品種です。
果実の大きさは6g程度でやや小粒です。果肉は柔らかく乳白色で、糖度は17度前後で、20度以上になることも。
甘味の中にほのかな酸味もあり、現在のさくらんぼの中で最高に美味しい品種と言われています。
佐藤錦がもっとも旬の時期
佐藤錦は中生種で、山形では6月中旬~7月初旬に収穫できます。
山梨では、6月5日前後~6月下旬です。
※時期は農園や木によって若干異なります。
さくらんぼ界期待の新種「紅秀峰(べにしゅうほう)」
1991年に品種登録された比較的新しい種類です。山形県立園芸試験場が「佐藤錦」とさくらんぼの中でも最も硬くて保存が効き、甘い「天香錦」を交配して作られました。
佐藤錦よりやや大きめの実で、酸味が少ないためより甘く感じられます。硬めで食べごたえもあるので、佐藤錦より美味しいと評判になっている期待の新星サクランボです。
果実の大きさは佐藤錦より一回り大きい8~9g。果肉はやや硬めの黄白色で、糖度は20度前後もあります。非常に日持ちがよく、お中元や海外発送用として人気が出てきています。
紅秀峰のおすすめシーズン
佐藤錦より1~2週間遅い「晩生」品種です。
山形では6月下旬~7月上旬に収穫できます。
山梨では、6月10日前後~6月下旬が時期です。
雨が降ると果実が割れやすいので、ハウス栽培でないものは、梅雨入り前までがおすすめです。
※時期は農園や木によって若干異なります。
さくらんぼ界の横綱「大将錦(たいしょうにしき)」
こちらも1990年に登録された比較的新しい種類です。佐藤錦、ナポレオン、高砂を育てている農園「山形チェリーランド」で、実生苗(ごくマレに種から育つ木)として偶然生まれました。
佐藤錦(6g程度)、ナポレオン(6-7g)、高砂(5-6g)はどれも大きくはない種類ですが、なぜか大将錦は平均10gの大玉サラブレッドに育ちました。
果実は硬めでパリっとした食感で、果汁が多くジューシーです。糖度が平均20度、最高27度という非常に甘くて酸味は少なめな品種です。この濃厚な味を食べるともう佐藤錦に戻れなくなるとか?
大将錦がもっとも旬な時期
紅秀峰よりさらに1~2週間遅い晩生種です。晩生のほど樹木でどんどん大きく甘く育っていきます。
山形では例年7月初め~7月20日ごろに収穫できます。
山梨では、6月下旬~7月中旬が時期ですが、山梨で育生している農場はまだあまり多くありません。
硬めの果実は、雨が降ると果実が割れやすいので、梅雨入り前までがおすすめです。
※時期は農園や木によって若干異なります。
さくらんぼ狩り時期まとめ
その他にも、さくらんぼの種類は1000種類以上と言われています。
その中で特におすすめの品種と食べごろの時期をご紹介しました。
旬に合わせていろんな種類を味わってみるのもオススメです!