東海道新幹線の東京~新大阪の格安チケットは「ぷらっとこだま」が定番ですが、全部比較しないと納得できん!!という方向けに、徹底検証してみました。
安くなると制約がでてきたりもしますので、一般的でないプランもあります。無理のない範囲で挑戦してみてください。
なかなか格安プランのない「東京~大阪」間ですが、方法としてはいろいろあります。それでは、粘着質に見ていきましょう。
東海道新幹線の予約格安チケット【初級】
まず、誰でも実行可能な初心者向け割引プランをご紹介します。
表示価格は、乗車券(運賃)+特急券(特急料金)の合計額を記載しています。
※( )赤カッコ内は定価との差額です。
東京~新大阪の定価
東京~新大阪の定価の新幹線のチケット価格(乗車券+特急券)はこちらです。
・自由席 13,620円(のぞみ、ひかり、こだまとも同額)
・指定席 14,450円(のぞみ)、14,140円(ひかり、こだま)
ぷらっとこだま
定番中の定番かつ最強のチケットです。これより安く「東京~新大阪」間をすべて新幹線で突破することはなかなかできません。
・こだま普通車指定席(通常期)10,300円(-3840円)
・こだま普通車指定席(繁忙期)11,800円(-2540円)
安いのだけを求めている方は、迷わずこれを買えばOKです。プラス1500円で乗れるグリーン車もおすすめです。
JR窓口では購入できませんので、JR東海ツアーズで前日までに購入する必要があります。
金券ショップで回数券
金券ショップで販売しているのは、普通車指定席の回数券が主です。店によりますが、本日チェックした新宿の金券ショップの価格は以下でした。
・普通車指定席 12,950円(-1500円)
回数券は繁忙期(4月27日~5月6日、8月11日~20日、12月28日~翌年1月6日)は使えません。
当日でも金券ショップに在庫があれば購入することができます。のぞみ、ひかり、こだますべてに乗車できます。
JR窓口で回数券
金券ショップが近くになく、3人以上などででかける場合などはよいかもしれません。東京~新大阪の自由席回数券はありません。指定席のみです。
・普通席指定券6枚つづり82,140円 1枚13,690円(-760円)
回数券は6枚つづりで3ヵ月有効です。のぞみ、ひかり、こだますべてに乗車できます。
東海道新幹線の予約格安チケット【中級】
次に、会員登録などワンステップ必要な割引プランをご紹介します。
一般的なやり方なので、特に難しくはありません。
エクスプレス予約(express)
エクスプレス予約は、年会費1000円のクレジットカードへの登録が必要なプランです。カードが届いてからでないと使えないので、即日利用はムリです。
ちょっと敷居が高いですが、年に2回以上新幹線に乗る方でしたら、すぐに年会費1000円は取り戻せます。
現在、以下のようなプランが設定されています。それぞれ期間限定プランですが、常に似たようなプランはあります。
IC早特タイプ21
・のぞみ普通車指定席 11,000円(-3,450円)
21日(3週間)前までの予約が必要です。
乗車駅を朝6:00~6:59もしくは昼11:00~15:59に出発するのぞみ限定です。
EXファミリー早特
・のぞみ普通車指定席 12,340円(-2,110円)
2名以上の土日限定でのぞみに乗車できます。
ファミリーでなく友達でもOKです。
一緒に☆こだま早特
・こだま普通車指定席 9,900円(-4,240円)
・こだまグリーン車 10,900円(-8,020円)
3日前までに2名以上での予約が必要です。
日時の指定がなく、最安値の価格です。
EX-IC
・普通車指定席 13,370円(-1,080円)
EX-ICカード利用で、のぞみ・ひかり・こだますべてに乗車できます。
IC早特(タイプB)
・普通車指定席 12,340円 (-2,110円)
乗車駅を朝6時台に発車する「のぞみ」と終日の「ひかり」限定です。
こだま☆楽旅IC早特
・こだまグリーン席 11,200円(-7,720円)
3日前までの予約で1名でも日時に関係なく利用できます。
EXきっぷ
・普通車指定席 13,370円 (-1,080円)
会員が1名いれば、家族や友人6名まで一緒に利用できます。
GWなどの繁忙期ものぞみ・ひかり・こだまが利用可能です。
e特急券
乗車券を含まない、特急券のみの値段です。
・普通車指定席 4,820円 (-880円)
会員が1名いれば、家族や友人6名まで一緒に利用できます。
GWなどの繁忙期ものぞみ・ひかり・こだまが利用可能です。
往復割引乗車券との利用でさらにお得になることがあります。
株主優待券利用
株主優待券は1枚で10%割引になり、1回2枚まで利用できるので、最大20%引きで乗車券と特急券が購入できます。
「株主優待券」は、金券ショップやヤフオク!などで1枚1000円前後で購入できます。
・普通車指定席 11,560円(-2,890円)+優待券料金
株主優待券の有効期限は毎年5月31日なので、ゴールデンウィークを過ぎると値下がりします。5月末までに予約すれば6月末に乗車することが可能です。株主優待券が安く手に入ればお得なプランです。
レールパック利用
日本旅行などのツアーで「JR・新幹線+宿泊セットプラン」です。
・新幹線+宿泊で平日21,000円前後~
土日だともう少し割高になりますが、現地で宿泊予定なら大変お得なプランになります。
東海道新幹線の予約格安チケット【上級】
ちょっとした裏技が必要なプランです。ややこしい割には安くない、マニア向けの割引プランです。
往復割引乗車券
・乗車券(東京~西明石9,610円)1割引 8,649円
東京~新大阪間は片道約522kmですが、往復割引乗車券は片道601km以上で1割引になります。
なので、「東京~西明石」の往復乗車券を購入する必要があります。もちろん新大阪~西明石の分は乗らなくて大丈夫ですし、特急券料金は変わりません。
東京~新大阪だと101円しか安くなりませんが、エクスプレス予約の「e特急券」と組み合わせるなど工夫次第で安くなります。
・往復割引乗車券8,649円+e特急券4,820円=普通車指定席13,469円(-981円)
往復セットで26,938円で「のぞみ・ひかり・こだま」に乗れます。
乗車券を分割購入
・乗車券 8,580円(-170円)
乗車券を以下のように分割して購入すると安くなります。
①東京 ⇒ 川崎 310 円
②横浜市内 ⇒ 山崎 7880 円
③山崎 ⇒ 新大阪 390 円
JR窓口か指定席券売機で前もって買っておきましょう。こちらもe特急券などと組み合わせて使えます。
・分割購入乗車券8.580円+e特急券4,820円=普通車指定席13,400円(-1,050円)
まとめ
普通に安く買うだけなら「ぷらっとこだま」でよいと思います。
旅行好きの方や出張が多いかたは、エクスプレス会員に登録して、二人以上で「一緒に☆こだま早特」を利用するのが最安値です。
新幹線のチケット予約は1ヶ月前の同日10:00~です。
通常期は始発駅からなら自由席は座れますので、指定席にこだわらなくてもよいとは思います。
ゴールデンウィークやお盆や年末年始などの繁忙期は、当日中に予約が埋まってしまうこともありますので、早めに計画をたてましょう。