東京都心から1時間で行ける、初日の出の名所「高尾山」。
天気が良ければ富士山も見えて、薬王院で初詣もできる初日の出スポットです。
今回の記事では、高尾山の初日の出の混雑予想、登山道封鎖時間、ご来光時間、ご来光穴場スポットなどについてお届けします!
高尾山の初日の出の混雑予想と登山道封鎖
東京のパワースポット「高尾山」の山頂から拝む初日の出。
とても魅力的ですが、天気が良い場合の山頂や薬王院はスシ詰め状態になります。
入山規制で登れなくなってしまうこともありますので、しっかり準備してから出かけましょう!
高尾山山頂の混雑による入山規制
高尾山の山頂が著しく混雑すると危険なため、ある程度の人数に達すると入山規制が行われて山頂へ行けなくなってしまいます。
1号路以外の登山道は12月31日の夕刻から封鎖されますので、夜間は1号路のみ利用できます。
山頂の混雑が著しい場合は、1号路も規制がかかり、薬王院から上には行けなくなります。
【高尾山の年末年始の入山規制時間】
1号路以外の登山道:12/31夕刻から封鎖 → 1/1の朝7時頃解除
過去の1号路(薬王院~山頂)の入山規制時間は以下のとおりです。
2014年元旦:午前4時50分規制 → 午前6時58分解除
2015年元旦:午前4時頃規制 → 午前7時頃解除
2016年元旦:午前3時頃規制 → 午前7時頃解除
2017年元旦:午前5時頃規制 → 午前7時頃解除
年々封鎖時刻が早まってきていると思いきや、2017年は晴天にも関わらずやや遅めの規制でした。年々違いますので、なかなか予想が難しいですね。
1号路入山規制がかかってしまうと、ケーブルカーで薬王院までは登れますが、薬王院で足止めになってしまいます。
絶対に山頂へ行きたい方は、早朝3時に山頂到着をめざして、早朝2時には高尾山口駅を出発すれば確実そうです。
もし山頂のベストポジションを確保したいなら、3時に行っても厳しいかもしれません。年越しを高尾山山頂で過ごすくらいの覚悟が必要です。
高尾山の初日の出のご来光時間と服装装備
まだ真っ暗な午前3時の山頂に到着したとして、ご来光までどのくらい待つのでしょうか?
高尾山山頂の初日の出の時間と気温
高尾山の初日の出の時間は6時47分です。
高尾山山頂の1月の平均気温はマイナス1度で、毎年、低体温症で救急搬送される人がいます。
3時に山頂に到着した場合、3時間47分も極寒の山頂で待機することになりますので、4時間近くじっとしていると寒さが骨身に染みます。
サバイバルに耐えうる服装装備をしっかり準備して挑みましょう。
高尾山の初日の出のおすすめ服装
自分が持っている暖かい服装を、全部着る!くらい気合い入れたほうがよいです。
・ヒートテック
・ウールのセーター
・極厚タイツ
・フリース
・ダウン
・スキー&スノボウェア
・暖パン
・カッパ
・ウィンドブレーカー など
上着もパンツも一番外側に風を通さない素材(カッパ、ウィンドブレーカーなど)を着るのがコツです。
また、体温は頭や手足から奪われていきます。
・ニット帽
・マフラー
・スキー用手袋
・腹巻
・極厚靴下 なども忘れずに!
山頂付近は凍結していることもあるので、滑りにくい靴(できれば登山靴等)がおすすめです。
高尾山ご来光のおすすめ装備
楽しく初日の出を迎えるために、身体を冷やさない!のが重要です。
山頂付近の常設屋台、売店などは、日の出近くなるとオープンしますが、深夜は閉まっていることもあります。オープンしても非常に混雑するので、自力解決できるように準備していきましょう。
・ホッカイロ
・雨具(保温にもなる)
・温かい飲物(保温ポットに入れて)
・おやつ(羊羹、甘納豆、クッキーなど)
・スーパー袋(ゴミ入れ)
・ゴミ袋大(かぶると暖かい)
・ミニ折りたたみイス(尻を冷やさない)
・ヘッドランプ(懐中電灯でも可)
・方位磁石(初日の出の方向確認) など
非常食といえばチョコレートですが、極寒の中では石のように固くなり、くちどけ最悪です。また、おにぎりや餅類はカチカチになります。好みは人それぞれですが、おやつには羊羹やクッキーや菓子パンなどがオススメです。
ちなみに、テントを張るのは禁止、ゴミは持ち帰りです。混雑も激しいのでマナーを守って待機しましょう。
高尾山の初日の出の穴場ご来光スポット
「高尾山山頂がすでに入山規制されていた!」もしくは、「3時から待つなんてムリ!」という方は、以下のご来光スポットでも初日の出を見ることができます。
高尾山山頂以外の一般的ご来光スポット
まず、高尾山山頂以外の一般的なご来光スポットをご紹介します。混雑しますが、入山規制後でもご来光を見ることが可能です。
高尾山薬王院
山頂への登山道が薬王院で封鎖されているため、足止めになった人がみんな薬王院で待機しています。
薬王院でも初日の出が見えますが、かなり混雑しているので良い場所を取るのは難しいでしょう。
霞台展望台(展望塔)
ケーブルカーを降りてすぐの夏場はビアマウントとして活躍する展望塔です。東京の夜景など絶景スポットですが、かなり混雑しています。
万一空いていたら、薬王院まで行かずにここで場所を確保するのがおすすめです。
十一丁目茶屋前
霞台展望塔から少しだけ薬王院方面へ進み、サル園の手前にある茶屋です。ここの前からもご来光を見ることが可能です。
霞台展望台が満員だったら、十一丁目茶屋前を狙っていきましょう。
権現茶屋前
ケーブルカー山頂駅から薬王院へ行く「男坂」と「女坂」が交わったところにある茶屋で、こちらの前でも初日の出が見えます。
木の陰で見えない場所もあるので、方位磁石で日の出の方向を見極めて、場所を確保しましょう。
高尾山山頂以外の穴場ご来光スポット
次に、比較的空いている穴場ご来光スポットをご紹介します。
リフト山頂駅付近
ケーブルカーを降りて右へ少し下山したところの、リフト乗り場付近でも初日の出を見ることができます。
ご来光が目的の方はケーブルカーを降りて薬王院や山頂をめざす方が多いので、リフト営業時間の5時前ならばまだ場所が取れるかもしれません。
金比羅台
リフト乗り場も満員でしたら、右手にさらに下山していきます。10分ほど下ったところに分岐があるので、高尾山口駅方面ではなく、左手の金比羅神社・高尾駅方面へ行きます。
分岐からすぐのところに金比羅神社と、非常に展望のよい金比羅台があります。登山者には人気のスポットなので空いてはいないですが、山頂や薬王院よりはのんびり観ることができるはずです。
サル園裏通り展望台
サル園がある通りと平行している裏通りにある展望台です。ケーブルカーから薬王院方面へ向かい、十一丁目茶屋をサル園方面へ行かずに右折します。
すぐに左に入る道があるのでそこを左折して、少し歩いたところにあります。どこにも紹介されていないので、おそらく空いていると思います。
高尾山初日の出の裏ワザ
裏ワザというほど大層なものではないですが、ちょっとした混雑回避方法をご紹介します。
1月2日か3日に行く
1月2日と3日にも高尾山のケーブルカーは朝5時から早朝運転をしているので、初日の出を見に山頂へ行くことができます。
1月2日や3日にも多少は人がいますが、入山規制や登山道の封鎖をされるようなことはなく、スムーズに山頂へたどり着けます。
また、日の出時間までに行けばよいので、長時間待機も不要で安全です。
別の山へ行く
高尾山の隣の「小仏城山」「景信山」「陣馬山」などでも初日の出を見ることができます。
むしろ高尾山より山頂のベストスポットも広く、木々も少なく、人も少なくおすすめです。
また、奥多摩方面の御岳山もケーブルカーで登れて、御嶽神社で初詣もできます。ケーブルカーから徒歩30分程度の「日の出山」から名前の通り初日の出がよく見えます。
高尾山の元旦初詣とアクセス情報
それでも、やはり高尾山の初日の出にこだわりたい!という方は、こちらの記事で高尾山薬王院の初詣とアクセス情報をご案内しています。
>>高尾山薬王院の参拝時間、ケーブルカー運行時間、京王線深夜運行はこちら
高尾山の初日の出まとめ
ご来光はいつみても感動的ですが、年明けと同時に観れたら最高ですね。
しかし、元旦の高尾山は極寒と激混みで非常に過酷な環境です。
しっかり準備して、1年のはじまりにふさわしい太陽を浴びてきてください!