猫とのキスは汚い?完全室内飼いでも人間に感染する寄生虫や病気

      2016/12/18

猫とキス

昔の外と家の中を出入り自由の猫に比べると、今の完全室内飼いの猫ちゃんってとっても清潔ですよね。

もしかして、うちの子、人間の赤ちゃんと同じくらい清潔なんじゃないかしら?といってチュッチュしている「モンスター飼い主」のみなさま!

その考え危険です!!

いろんな病気がうつりますよ~!

今回は、室内飼いの猫とのキスで人間にうつる感染症についてお届けします。

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猫とのキスは汚い?完全室内飼いなら大丈夫?

昔は飼い猫でも、外に行ったり家の中に入って来たりで、自由な飼い方が一般的でした。

外でヘビを捕まえてきたり、虫を食べてたり、泥まみれになってノラ猫と喧嘩してたりするので、あまりチュウしたいとはとても思えませんでした(;O;)

でも・・・

完全室内飼いで、虫下しや予防接種も毎年していて、泥にまみれることもない最近の猫ちゃんて、もう汚くなりようがないんじゃないかな?と、ふと思いました。

そしてだんだんと、「食器を洗うスポンジが人間と共用」とか「猫がちょっとくらい舐めたミルクを飲んでみたり」などと、境界線が甘くなってきてしまったり(ΦωΦ)

でも、実は完全室内飼いで、予防接種も済ましていても猫から人間に感染する寄生虫や病気があるんです!

それでは、それぞれの感染経路や症状をみていきましょう。

猫とのキスで人間に感染する寄生虫

可愛いカワイイぬこたんですが、よく観察してみてください。
完全室内飼育のネコでも、自分のお尻を舐めています(;O;)

残念ながら、猫のお子さんは、あきらかに人間の赤ちゃんより汚いです。

野良ネコに多い猫回虫「トキソカラ症」

野良ネコがかなりの高確率で感染していると言われている「猫回虫」ですが、動物病院で駆除薬を投与していれば駆除できています。

その後完全室内飼いをしていれば、感染の心配はありません。

猫から人間への感染ルート

・猫のウンチについた回虫卵が、人間の口に入ることで感染します。(オエェー)
・ディープキスをしなければ、まず大丈夫。
・回虫駆除が済んでいれば、まず大丈夫。
・ノラ猫と接触後には、よく手を洗いましょう。

感染している猫の症状

・ほぼ無症状です。
・子猫の場合は、お腹が腫れる、体重減少、下痢おう吐などが起こる場合も。

人間に感染した場合の症状

・内臓に入った場合は、発熱・倦怠感・食欲不振など。
・肺に入った場合は、咳。
・脳に入った場合は、てんかん発作。
・目に入った場合は、ぶどう膜炎、視力低下、飛蚊症などが起こります。

一般的に自然治癒しますが、病院に行くと抗寄生虫薬やステロイド薬を処方されます。

妊婦さんは心配な「トキソプラズマ症」

妊婦さんが感染すると、流産や障害の危険性があると言われている寄生虫症です。

猫から人間への感染ルート

・猫のウンチについたトキソプラズマが、人間の口に入ることで感染します。
・猫トイレの始末後は、よく手を洗いましょう。

感染している猫の症状

・無症状です。

人間に感染した場合の症状

・通常は無症状、
・眼に発症すると視力障害や眼痛、
・妊婦に発症した場合は、流産や先天性の障害などの心配があります。

感染率は低いですが、妊婦さんはできれば猫とキスをしたり、トイレの片づけはしないほうがよいでしょう。

その他の寄生虫症

上記の他には、以下の寄生虫症があります。

・水道水から感染する「クリプトスポリジウム症」
・ダニ関係で感染する「Q熱」や「かいせん症」
・ネズミを捕食することで感染する「エキノコックス症」 などなど。

いずれも現代の日本では発症例は少ないです。

しかし、猫の糞便が人間の口に入ることによって感染しますので、自分のお尻を舐めているネコとのキスは安全ではありませんね。。。

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猫とのキスで人間にうつる病気

寄生虫より心配なのは細菌による感染症です。

予防接種していてもうつる?「パスツレラ症」

猫の予防接種は「猫が病気にならないためのワクチン」なので、猫が無症状な病気についてはあまり予防されていません。

このパスツレラ症も、10~90%の猫が口の中や爪に保菌していますが、予防接種の項目には含まれていません。

猫から人間への感染ルート

・主な感染ルートは、噛みつかれたり、ひっかかれたりした傷からです。
・しかし、気道感染することもあります。

感染している猫の症状

・まったく無症状です。

人間に感染した場合の症状

・噛みつかれたり、ひっかかれた場合は、通常は腫れる程度ですが、傷が深いと骨を覆う膜(骨膜)を破壊してしまうことも。
・口や鼻から感染した場合は、気管支拡張症、気管支炎、肺炎などが発症します。

もっともキスによる感染がありえる病気で、40歳以上の発症が多いです。

手作りごはんは要注意?「エルシニア症」

こちらは、愛猫に手作りごはんを与えている場合などに、加熱が不十分な豚肉などから、飼い猫が感染している場合があります。まれにミルクや水などから感染する場合もあります。

猫から人間への感染ルート

・接触や経口感染
・糞便からの感染

感染している猫の症状

・無症状です。

人間に感染した場合の症状

・発熱、下痢、腹痛などの胃腸炎症。
・2~3歳の幼児に多く、成人では症状がでることは稀です。
・菌の種類によっては、胃腸炎症状の他に発疹、リンパ節炎、敗血症など重症化することがあります。

他に生の鶏肉からうつる「カンピロバクター症、卵関連からうつる「サルモネラ症」も猫から人間へ感染します。

いずれも、接触や経口感染もする食中毒菌です。
ぬこと「集団感染」しないように気を付けましょう!

発症すると危険!「カプノサイトファーガ・カニモルサス症」

最後に「カプノサイトファーガ・カニモルサス症」についてです。

予防接種済みの室内猫でも高確率で口の中に保菌しています。

人間の発症は稀ですが、発症すると30%が亡くなるそうですので、やはりキッスは控えたほうがよさそうです。

猫から人間への感染ルート

・噛みつかれたり、引っ搔かれたり。
・傷口や目、鼻や口などの粘膜を舐められて感染することも。

ヤバー!いつも鼻を舐められています( ;∀;)
ディープキス厳禁ですね!!

猫にヤられた傷口は、きちんと消毒しておきましょう!

感染している猫の症状

・無症状です。

人間に感染した場合の症状

・発熱、倦怠感、腹痛、吐き気、頭痛など。
・重篤化すると、敗血症、骨髄炎、多臓器不全に進行して生命の危険があります。

免疫が低下している方や、高齢者は特に注意です。

まとめ

いや~、室内飼いの猫ちゃんは、ほぼ人間の赤ちゃんと同じ!?とか思っていましたが、いろんな病気がうつる恐れがあるんですね。

しかも、赤ちゃんとの大きな違いは、本人(猫)は無症状なのに、人間には症状が出る病気が多いこと!

やっぱり猫って人間と違う動物だったんですね。。。モンスター飼い主なんで、すっかり人間同様かと思っていました。

「うちの子、人間じゃなかったんだ(◎_◎;)」

ペットとは節度をもったスキンシップを保ちましょう!

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