猫餌キャットフードの安全性と選び方!穀物や4Dミートの真実!

      2016/12/18

キャットフード安全

かわいい猫ちゃんには、できるだけ安全で美味しいごはんを食べさせたいですね。

安全なキャットフードというと、

 穀物は不必要(グレインフリー)!

 4Dミート、肉副産物、肉骨粉は粗悪品!

 酸化防止剤や合成着色料などの添加物は危険!

などと言われていますが、添加物はともかく、穀物や4Dミートは本当に悪いのでしょうか?

今回の記事では、キャットフード業界の真実と、安全なエサの選び方をお届けします!

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キャットフードの安全性と選び方!穀物は不必要?

猫は本来、ライオンと同じ肉食獣です。ライオンが穀物などの炭水化物を食べないように、猫にとっても穀物はほぼ不要です。そのためよくネット上で、穀物を含まない高価なグレインフリーのキャットフードがおすすめされています。

しかしよく、ライオンが獲物の内臓を食べているのを見かけますよね?(え、見かけない?近所の草原によくいませんかw)

ライオンは獲物の内臓を食べることで、草食動物の胃腸に残っている少量の穀物を摂取しているのです。

猫もライオンと同じように、獲物(ネズミなど)の内臓を食べますので、食事量の1~2%程度の炭水化物は必要としていると考えられます。

市販のキャットフードは穀物量は危険?

雑食の犬などに比べると猫の腸は短く、炭水化物の消化能力は低いです。そのため炭水化物を大量に摂りすぎると、下痢をしたり、食物アレルギーや泌尿器系の疾患をおこしやすくなるという論文があります。

ところが、市販のペットフードの炭水化物含有量は、20~40%くらいが平均です。

1~2%しか必要としていないのに、20~40%も食べて本当に大丈夫なのでしょうか?

近所のライオンをよく観察してみてください。生きたままの非常に新鮮な肉を食べていますよね?(え、ライオンがいなくて観察できない?おかしいですねw)

実は、ライオンが食べている新鮮な生肉にはグルコース(ブドウ糖)が含まれています。しかし、グルコースは調理済の肉からは得られません。

そのため、キャットフードでは炭水化物などからブドウ糖を摂取できるようにしているのです。

炭水化物の摂りすぎは健康を害するという論文がある一方で、35%以上の炭水化物を含むキャットフードを食べていても、猫の健康には問題ないという論文もあります。

さらに、猫にとって「炭水化物は完全に不必要である」という研究結果はありません。

摂取過剰については賛否両論ですが、一般的なキャットフードを食べていても、穀物量に関しては神経質になるほどの危険性はないと考えてよいでしょう。

キャットフードの安全性と選び方!4Dミートは粗悪品?

キャットフードに穀物が入っていても問題はなさそうですが、やはり肉食動物である猫には良質なタンパク質は欠かせません。

ところが、安いキャットフードに含まれているタンパク質は、4Dミートという粗悪品と危険視されています。

4Dミートは本当に粗悪品?

4Dミートとは、アメリカの最低ランクの肉を意味します。

日本では4Dミートとは言わず、肉副産物と言います。

キャットフードの成分表記では、「○○ミール(ミートミール、まぐろミールなど)、家禽、肉副産物、肉骨粉」などと書いてあります。

肉副産物とは、一般的に人間が好んで食べる正肉をのぞいた、内臓、骨、脂、血液、羽毛などのことです。

うちのかわいい子猫ちゃんに、そんなゴミやカスなんて!とゾっとするかもしれませんが、猫の理想の食事はネズミの内臓から尻尾までまるまる一匹です。

ロースやモモ肉じゃないからと言って、なんの問題もありません。

レンダリングや肉粉・肉骨粉は危険?

レンダリングとは「脂肪を煮すます」という意味です。

精肉された肉の残りをレンダリングすることで、肉粉や肉骨粉をはじめ、化粧品や石鹸なども作られています。

屠殺された家畜をムダなく利用するための技術が「レンダリング」で何も悪いことではありません。

ペットフードに利用されている肉粉や肉骨粉も、一定の法律の下で作られていますので、ネットで煽られているような危険極まりないものではありません。

現在、我が国では、科学的知見に基づき、安全性が確認された肉骨粉のみを厳格なリスク管理のもとで飼料・肥料等に利用しています。

出典:日本畜産副産物協会

肉副産物・肉粉・肉骨粉は検査された食肉の残りですので、病気の家畜は含まれていませんし、管理も徹底されています。

さらに、肉副産物などは精肉の際に大量にできるもので、非常に安価で入手できるものです。

わざわざ精肉されない病気の家畜や、交通事故にあった動物を拾って来るようなことは、むしろ高くつくのでまずありえません

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キャットフードの安全性と選び方!危険な添加物は?

穀物や肉副産物については神経質になる必要はありませんが、添加物はもともと食品ではないため、なるべく少ないほうが望ましいでしょう。

ただし、添加物は必要性があるから利用されているものも多く、安全性を考慮した法律のもとに使用されています。

原材料に添加物が書いてあったら絶対ダメ!ということはありませんので、冷静に落ち着いて判断していきましょう。

エトキシキンは枯葉剤?BHAやBHTは危険?

エトキシキン、BHA、BHTは悪の根源のように言われていますが、脂肪の酸化を防止する働きがあります。

酸化防止剤は健康によいものではありませんが、酸化した脂肪も健康に悪影響を与えることは確実です。どちらがマシかのバランスを取りながら使用されているので、一概に悪いとは言えません。

ビタミンEなどの自然の酸化防止剤もありますが、抗酸化作用が弱いため、まだまだ合成酸化防止剤が使われていることが多いのが現状です。

エトキシキン

エトキシキンはベトナム戦争の枯葉剤の原料だと書いてあるサイトが多いですが、ニュアンスがまったく違います。

確かに枯葉剤に使用されていましたが、あくまで枯葉剤の酸化防止剤としてです。葉を枯らすための毒ではありません

日本では食品添加物や農薬として認められていませんが、輸入品のリンゴや梨の焼け防止剤としては利用されています。

エトキシキンには発がん性がありますが、少量で酸化防止効果が望めます。そのためキャットフードに含まれる量は規定量以下の微量です。ただ、エトキシキンは表示義務がないため、フードに入っているか不明なのが難点です。

アスコルビン酸(ビタミンC)、ミックストコフェロール(ビタミンE)、ローズマリー抽出物などの天然の酸化防止剤が記載されている場合は、含まれていない可能性があります。(ただし、天然由来のものも100%安全とは限りません。)

BHA(ブチルヒドロキシアニソール)

魚介冷凍品、油脂、バター、魚介乾製品、魚介塩蔵品、乾燥裏ごしいもなどに使用されている酸化防止剤です。

発がん性が報告されていますが、通常使用量の数万倍を使用した場合です。逆に少量の場合は抗がん作用が報告されています。

BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)

シリアル、チューインガム、ポテトチップス、ショートニングなどに使用されている酸化防止剤です。

発ガン性は確認されていませんが、大量摂取の場合、胎児の奇形が認められています。規定量以内なら問題は発見されていません。

合成着色料の危険性

合成着色料は、はっきり言って不必要な添加物です。なぜなら猫はほぼ色盲なので、色がついていても食欲増進されません。

飼い主が「美味しそう」と思って買ってくれるように、着色料を使用しているのです。

・黄色5号 発がん性 ぜんそくのアレルゲン
・黄色4号 じんましんの原因
・青色1号 発がん性
・青色2号 染色体異常
・赤色3号 発がん性
・赤色40号 アレルギーの原因
・赤色102号 アレルギーの原因

人間の食品にも認められている物質ですし、通常レベルは問題ありません。しかし、猫の健康に良いものではないので、合成着色料は入ってないほうが望ましいでしょう。

まとめ

猫ちゃんの良質なごはんについてまとめてみましょう。

・穀物は含まれていてもOK(ただし、タンパク質が多いほうがよい)

・肉副産物は危険物ではない(ただし、高級な部位ではない)

・合成酸化防止剤は必要最低限はしかたない(ただし、表示義務がない)

・合成着色料は猫には不要(健康に害はないレベルだが)

成分はよく確認したほうがよいですが、あまり神経質になりすぎないのも重要ですね。

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