熊本地震の影響により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
熊本県ではまだ余震が続いていて不安な中と思われますが、他の地域も日本全国いつ地震が来てもおかしくない状況で心配ですね。
外出が多い方は、「防災グッズ」を常に持ち歩いていたいところです。
アズミちゃんネルでは、アウトドアやサバイバルの経験を生かした日常でも役立つ品で、通勤・通学などの携帯用「防災グッズ」リストを考えてみました。
まずは、最低限持っていたい厳選サバイバル用品7点をご紹介します。
防災グッズ通勤持ち歩きセット・最低限リスト7点
自宅や会社に保存食やヘルメットなどの備えをしている方を多いと思いますが、「防災グッズ」はできるだけ常に持ち歩いていたいですね。
また、慣れない環境で、慣れない防災グッズを使うのは非常にストレスフルです。日常生活から利用できるものを「防災グッズ」とすることが本当に役立つ避難用品の選び方のコツです。
1.怪我の手当もできる「水」
飲料水としてだけでなく、傷口を洗うためにも使えます。震災後は断水するおそれがあるので、命の水となります。
傷口や汚れを洗うのは水がベストですが、水に限らずお茶やコーラでも構いません。ペットボトル1本程度を常に持っているだけで、命が助かることがあります。
日常でも、エレベーターや電車内に閉じ込められた場合などの熱射病防止などに役立ちます。
水は毎日、新鮮なものに入れ替えましょう。
2.防寒にもなる「非常食」
すぐに食べられて、カロリーの高いお菓子などを持ち歩きましょう。カロリーメイトや飴などでも構いません。エネルギーを接種すると防寒にもなりますし、頭もはっきりします。
自分が好きなもので、5~6回に分けて食べることも可能なものがベストです。夏場はチョコや飴は溶けるので、溶けない腐らないものがよいでしょう。
日常でも、忙しくて食事が取れない時などに役立ちます。
3.エマージェンシーシートよりおすすめ「雨具・カッパ」
雨よけだけでなく、防寒着としても役立ちます。
100円均一のカッパでも構いませんが、可能ならアウトドア用の防水性と防湿性に優れた超軽量のものがベストです。
100円均一のカッパと、アウトドア用の高級カッパとの違いは、防湿性と耐久性です。100円カッパは蒸れますし、耐久性がなく、ちょっと引っかけただけでもすぐにビリビリになります。ほぼ1日使い捨てと思った方がよいです。
また、よく「エマージェンシーシート」という簡易毛布が防災用品のセットに含まれていますが、これもあまりオススメしません。エマージェンシーシートは100均のカッパ以上に蒸れます。蒸れは寒ければ寒いほど起こりやすくなりますので、寒い時期には結露でビッショリになります(5回ほど体験済)。はっきり言って防寒着としてはかなり不十分です。
日常でも、突然の雨で同僚が慌てている時に、アウトドアのオシャレカッパをサッと羽織ったらカッコイイですが、エマージェンシーシートを思い切って広げてしまった時には変人確定です(1回体験済)。しかも一度広げてしまうと、畳みにくくて手に負えません。
4.救助活動にも使える「ヘッドランプ」
両手が使えるヘッドランプがあれば一番ですが、なければ100円均一の懐中電灯でも充分です。
昼間でも電気がつかないと室内やガレキの下は暗いので、夜間だけでなく昼間の救助活動にも使えます。
懐中電灯でも構いませんが、暗い中トイレに行ったり、料理をする時などは両手が空いていたほうがよいでしょう。
日常でも、暗がりに物が落ちてしまった時など、持っていると意外と使う機会があります。ちょくちょく点灯確認をして、必ず替えの電池も携帯しましょう。
5.非常時の命綱「携帯充電器」
登山などで遭難した場合にも、携帯電話のおかげで救助が来て助かるケースが多いです。どこかに閉じ込められたり、発見されにくい場所で怪我をしている場合などは、命綱になります。ムダな通話をせずに生き残るために使用しましょう。
日常でも、突然携帯の充電が切れた時などにとっても役立ちます。普段はもったいがらずに、気軽に利用して練習しておきましょう。
特に、太陽の光で充電できるソーラー充電器の場合、実際に使ってみたら何時間太陽に当てても充電されないという悲惨な商品もあります(中国製で2個体験済)。
手回し充電器は、個人的には太陽より信頼していますが、手を怪我してしまったり、体調不良の場合を考えると負担が大きく、また本体も重くて毎日持ち運ぶには向きません。
6.「ホイッスル」もしくは「熊鈴」
どこかに閉じ込められてしまった場合や、怪我で動けない場合などに、救助隊に自分の存在を知らせるためのものです。
一般的にはホイッスルですが、熊鈴でもよいでしょう。
日常では、職場での利用法はイマイチ思いつきませんが、キャンプや登山では熊除けや、遭難時に役立ちます。小さくて軽いので携帯していて損はないと思います。
7.なにかと必要な「ボールペン」
できれば油性のボールペンがベストです。
トイレに閉じ込められた時に、トイレットペーパーにSOSを書いて窓から垂らしたり?遭難時に「2016年○月×日14:00 東南へ移動 太郎」などというメモを石に挟んでおけば、救助隊に移動したことを知らせたり?刺客にヤられた時にも犯人をメモっておいたり?できます(かなり特殊な状況ですが)。
まあ、地震だけでなく、火災やテロや異常気象などのいろいろな災害対策を考えると1本は持っておいたほうがよいでしょう。
日常でも、ビジネスマンやOLならボールペン1本は必需品です。
まとめ
被災時は、まず自分自身が生き延びることが第一です。自分が無事でなければ、大切な家族も友人も助けることはできません。
続いて、
生き延びた後に帰宅するための「防災グッズ通勤持ち歩きセット ②帰宅必需品最低限リスト5点」
帰宅困難で1週間職場付近などで避難生活を送る場合の「防災グッズ通勤持ち歩きセット ③1週間暮らせる最強の揃え方5点」
を明日と明後日でお届けする予定です。