年末調整

年末調整の保険料控除申告書の書き方記入例!地震・社会・小規模企業

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平成28年保険料控除申告書・地震・社会

今回は、「平成28年分 給与所得者の保険料控除申告書 兼 給与所得者の配偶者特別控除申告書」の書き方【第2回】として、「地震保険料控除」欄、「社会保険料控除」欄、「小規模企業共済等掛金控除」欄の書き方と記入例をお届けします!

【第1回】:「生命保険料控除」欄の書き方はこちら
【第3回】:「配偶者特別控除申告書」欄の書き方はこちら

ではさっそく、「ハガキ」から書き写すところから、各種「保険料の計算」まで順番に記入していきましょう!

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地震保険料控除の書き方記入例

今回の記事は「平成28年分給与所得者の保険料控除申告書」の「地震保険料控除」「社会保険料控除」「小規模企業共済等掛金控除」の書き方を簡単サポートいたします。

年末調整保険料控除申告書

>>「平成28年分給与所得者の扶養控除等異動申告書」の書き方はこちら

地震保険料控除証明書のハガキ準備(紛失・再発行)

地震保険料控除証明書

まず、保険会社から届いている「地震保険料控除証明書」というハガキ等を手元に準備してください。

1年毎の契約の場合は、「控除書類」があらかじめ「保険証書」に添付されている場合もあります。

ハガキや書類がない場合は、保険会社にすぐに連絡しましょう!
失くしてしまった場合も、保険会社に依頼すれば再発行してもらえます。

point地震保険料控除の対象になる保険とは?

地震保険料控除の対象となる契約は、
・住宅や家財にかけた「地震保険」
・保険期間10年以上で満期返戻金がある「旧長期損害保険」
の2種類です。

「地震保険」と一緒に加入している「火災保険」は、控除対象外です。
「旧長期損害保険」は、平成18年12月31日までに締結したものが対象になります。

よくわからない場合は「控除証明書」のハガキや書類が送られてくるか?(もしくは保険証書に添付されているか?)で判断すればOKです。

「保険料控除申告書」の「地震保険料控除」欄

ハガキがそろったら、「平成28年分 給与所得者の保険料控除申告書」を机の上に広げて、黒いボールペンを握って、「地震保険料控除」欄に記入していきましょう。

地震保険料控除記入例
地震保険料控除証明書見方

ハガキの①~④を、「地震保険料控除」欄の①~④へ書き写します。

ハガキではなく封書や書類のこともありますが、項目はだいたい同じです。

①保険会社等の名称
「朝日火災海上」「損保ジャパン」「富士火災」などの保険会社名を記入します。「朝日火災海上保険株式会社」→「朝日火災海上」のように略称で大丈夫です。

②保険等の種類(目的)
「地震保険」「地震(建物)」「自然災害共済」など、ハガキの「②保険の種類」を転記します。種類名が長い場合は省略可能です。

③保険期間
「1年」「5年」「10年」など、ハガキの「③保険期間」を書き写します。

④保険等の契約者の氏名
ハガキ「④保険契約者の氏名」にある名前を書き写します。

⑤家屋等に居住又は家財を利用している者等の氏名
実際に家に住んでいる人の名前を記入します。自分の名前か、配偶者の名前のことが多いです。

⑥あなたとの続柄
実際に家に住んでいる人があなたなら「本人」、配偶者なら「妻」「夫」、両親なら「父」「母」などと記入します。

⑦地震保険料又は旧長期損害保険料の区分
「地震」「旧長期」のどちらか当てはまるほうに〇をします。

A.あなたが本年中に支払った保険料等の金額
ハガキ「A.控除対象保険料」を記入します。「控除対象保険料」「申告額」などと書かれている金額を記入しましょう。

間違えて「証明額」や「払込保険料」などを書かないように注意です!

B・C
「地震保険」の合計額をBに、「旧長期損害保険」の合計額をCに書きます。

⑧地震保険料控除額
Bに記入した「地震保険」合計額を、そのまま⑧へ転記します。ただし、50000円を超える場合は、一律50000円で記入します。

⑨旧長期損害保険料控除額
Cに記入した「旧長期損害保険」合計額が、10000円以内の場合はそのまま⑨に転記します。10001円以上の場合は、「C÷2+5000円」で計算した額を書きます。ただし、15000円を超えた場合は、一律15000円で記入します。

⑩地震+旧長期合計額
⑧(地震保険)+⑨(旧長期)の合計額を⑩に記入します。合計額が50000円を超える場合は、一律50000円で記入します。

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社会保険料控除の書き方記入例

「社会保険料控除」の欄には、国民健康保険料や国民年金保険料などを支払った場合に記入します。

給料天引き以外の社会保険(国民年金基金の掛金、介護保険料など)も控除対象になります。

いずれも1年間の支払証明書(たいていは送付されてきます)を手元に準備して、記入しましょう。

社会保険料控除記入例

①社会保険の種類
「国民年金」「国民健康保険」など、社会保険の名称を書きます。種類名が長い場合は省略可能です。

②保険料支払先の名称
「国民年金」の場合は「日本年金機構」、「国民健康保険」の場合は支払った市区町村名を記入します。

③保険料を負担することになっている人 氏名
自分の「国民年金」なら自分の名前、子どもの「国民年金」を払ってあげているなら子供の名前、配偶者の「国民健康保険」を支払っている場合は配偶者の名前を書きます。

④あなたとの続柄
③が自分なら「本人」、子供なら「長男、次女、三男」など、配偶者なら「妻、夫」、両親なら「父」「母」などと書きます。

⑤あなたが本年中に支払った保険料の金額
証明書類の「控除額」欄にある金額を記入します。

⑥合計(控除額)
⑤の合計額を記入します。

point自分以外の保険料も記入できる?

自分以外の保険料でも、自分が支払っているものは「控除対象」として記入することができます。

例えば、
・子どもの「医療保険」を支払っている
・配偶者が契約者になっている「地震保険」を支払っている
・子どもが成人したが「国民年金」を支払ってあげている
などで、支払っているケースが多いと思います。

特に「国民年金」などは高額なので、忘れずに記入したいですね。

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小規模企業共済等掛金控除の書き方記入例

小規模企業共済等掛金控除は、中小企業の共済掛金、個人型や企業型の確定拠出年金掛金、障害者扶養共済の契約掛金を支払っている場合に記入します。

小規模企業共済等掛金控除記入例

①独立行政法人中小企業基盤整備機構の共済契約の掛金
個人事業主で小規模企業共済などに加入している場合、掛金額を記入します。

②個人型又は企業型年金加入者掛金
個人型確定拠出年金や、会社で企業型確定拠出年金に加入している方は、「控除証明書」の金額を記入します。

③心身障害者扶養共済制度に関する契約の掛金
心身障害者扶養共済制度に加入している場合は、掛金額を記入します。

④合計(控除額)
①~③の合計額を記入します。

まとめ

以上で、「平成28年分 給与所得者の保険料控除申告書」の「地震保険料控除」「社会保険料控除」「小規模企業共済等掛金控除」欄の記入はすべて終了です。おつかれさまでした!

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